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チャオプラヤー・エクスプレス・ボート


 かつてのバンコクは「東洋のベニス」とも呼ばれ、街中に運河があり水上交通が盛んでした。多くの運河は、埋め立てられ道路となりましたが、チャオプラヤー川が重要な水運であるのは現在も変わりません。チャオプラヤー川の東西は渡し船での連絡があり、川の流れに沿った南北は「チャオプラヤー・エクスプレス・ボート(ルア・ドゥアン、Chao Phraya Express Boat)」で結ばれています。運航時間は、朝6時から夜8時までです。朝夕の通勤時間は5分から10分くらいの運航で、昼間は15分から20分間隔となります。船は、普通船と急行船(オレンジ旗船)と特急船(黄旗船)があり、普通船は全ての船着場に止まり、急行船はオレンジ色の旗がある船着場、特急船は黄旗のある船着場にのみに泊ります。なお、急行船と特急船は朝夕のラッシュ時のみ運航です。
 チャオプラヤー・エクスプレス・ボートの料金(2007年4月現在)は、普通船が3ゾーン制で10/12/14バーツ、急行船が全区間均一料金で15バーツです。特急船は旗の色により料金が異なり、黄旗船が2ゾーン制で20/29バーツ、青旗船が2ゾーン制で24/34バーツ、緑黄旗船が3ゾーン制で12/20/32バーツとなっています。Chao Phraya Express Boat Co.,Ltd(公式サイト、英語)
 観光客の利用の多い「サートーン」から「バンランプー」までの区間には、ツーリスト・ボート(料金は一日乗り放題で120バーツ:2006年現在)も就航しています。朝9時半から15時まで30分間隔で運航しています。チャオプラヤー・エクスプレス・ボートは昼間には普通船しか運航していないので、ツーリスト・ボートに乗れば比較的早く目的地に行くことが出来ます。手軽なチャオプラヤークルーズにはちょうど良い乗物です。
 
チャオプラヤー川の地図
 
主な船着場と周辺の観光名所
  1. ノンタブリー船着場:チャオプラヤー・エクスプレス・ボート北端の桟橋
  2. サパーン・プラ・ラーム・チェッ(ラーマ7世橋)船着場
  3. バン・ポー船着場
  4. プラ・ラーム・ペー(ラーマ8世)船着場
  5. プラ・キンクラオ(プラ・キンクラオ橋)船着場
  6. ワンラン船着場
  7. ラーチャウォン船着場
  8. シー・プラヤー船着場
  9. サートーン船着場
  10. ラーチャシンコーン船着場
  11. ラーチャブラナ船着場:チャオプラヤー・エクスプレス・ボート南端の桟橋
  12. ワット・プラケオ
  13. ワット・ポー
  14. ワット・アルン
  15. BTSシーロム線 サパーンタークシン駅
 

 
「タイing」Webサイトにあるバンコクの交通機関コンテンツ
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